実直に生きた灯台守の人生を淡々と描いている
普通に生きる名もなき一生を綺麗に描いていると思う
今ではほとんどの灯台は無人
2部構成による灯台守り夫婦の一代記。
昭和8年から始まって20年以上にわたって各地の灯台を転々とするなかで
子供が生まれ、戦争、終戦、息子が亡くなり
娘は結婚して、と時局を背景に描かれる
・・・長いんだけど
時代設定が戦前から戦後に渡っているため
灯台がただ単に水上交通の要であるだけでなく
尖閣諸島の灯台問題もあるように国防上も非常に重要な施設である事
ラストの霧笛を鳴らし合うシーンは結構好き。
昔の燈台守は朝からでっかいレンズを磨いていたんだ。
少しだけ昔の美しい日本を感じる。
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