母娘の関係を描いた秀作。
ラスト近く、「開放してくれた」とアストリッドがつぶやく。
決して母のことが頭から離れない。
状況設設定はかなり特殊 表現の難易度が高いテーマかな。
感動的な場面もなく、淡々とした作り
なのだけれど、母娘の普遍的な関係を見事に感じる
ミシェル・ファイファーの気迫のこもった演技が凄い。
作中でこの母親にコントロールされていた娘同様
画面の前の我々も、この冷たい迫力に思うがままにコントロールされそう。
演技の上できちんと受けきったアリソン・ローマンも見事。
メイクやヘアメイク、衣装、色彩関係もきちんと内容表現に即した形になっている。
登場人物の座り位置や撮影方向なんかにもさりげないこだわり
ついでにレニー・ゼルウィガーも出てる
「ホワイトオランダー」
白い夾竹桃の事で自らの美しさを保つために毒を発する花という意味
エンドロールはこの映画にピッタリの、シェリルクロウ
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